最近、孫と一緒に見ている乳幼児向けのTV番組のキャラクターに心いやされています。シンプルなフォルムにつぶらな瞳で、いろんな場面に応じて体の形を変えるんです。
シナプスはそもそも脳の神経細胞間のつなぎ目で情報伝達の役割を果たす特殊な構造のことです。明確な姿形があるわけではないのですが、それをキャラにしようというセンスが素晴らしい!
なんとこの「シナぷしゅ」、Youtubeで無料配信されているので、つい何度も見てしまいます。ある日、番組を見ていて、またもやなんでも作りたい症状が発症しぷしゅぷしゅのぬいぐるみを作ってみようと思い立ちました。
生地については、「白い布、あったじゃん!」娘が出産時に病院で使用していた腹帯があったのを思い出したのです。
というわけで、行き当たりばったりで作ってみたハンドメイドぷしゅぷしゅ人形の作り方を簡単にご紹介します。
A4サイズの紙にラフに描く
早速、本物の写真を見ながらA4サイズの紙にラフに描いてみたところ、だいたいですが縦横比がちょうどいいことに気がつきました。(のちに本物を計測したら縦横比は 1:1.35でした。ちなみにA4やB5は1:1.41(√2)だそうです)
輪郭をA4用紙いっぱいにぐるりと描いて、眉を縦4分の1あたりに位置取りして、目、口、ほっぺを描きました。余談ですが、最初真ん中の黒丸は鼻だと思っていました😂
型紙はいらないですね。しかもぷしゅぷしゅはフォルムを自在に変えるのでデフォルト形状じゃなくてもあえてヘンテコでも可愛いと思います。
眉、目、口、ほっぺを刺繍
水性チャコペンを使って布に描き写したら、立体的なフォルムにするためマチを2cm程度見込んで同じものを2枚裁断しました。生地に利用した腹帯はいわゆるサラシなのでインクがにじんで顔のパーツの微細な線がぼやけてしまいました。ちゃんと出来るかな。。。
実はちゃんと刺繍をするのはこれが初めてなので、刺繍初心者でもわかりやすく教えてくれるYoutuberさんの動画を参考にして、最適なサテンステッチで顔のパーツを描くことにしました。
うわー楽しい!やってみてわかったのですが、真円を刺繍するのって想像よりはるかに難しかったです。何度もプチプチと針を刺し直し遠目で見ながら真円になるように縫いました。
いやー、ミクロンオーダーのコントロールが必要なんですね。だからこそ達成感が得られます。無心になれるからストレス発散!癖になりそうです。
ミシンかけ、チャコペン印を除去
刺繍が終わったら、中おもてに合わせた布2枚をミシンで縫います。わたで肉付けする分のマチが必要なので、チャコペンで描いた完成のラインではなく布端から5mmくらいのところを縫いました。
縫う時、わたを入れるための部分を3cmほど開けて縫います。私は頭の横っちょに開きを作りました。
その後、表を外側にひっくり返し、チャコペンを消すため布をお湯に浸します。クローバーの水性チャコペンは素早く綺麗に消えますよ。
わたを詰めて、まつり縫いで閉じたら完成!
布が乾いたら、わたを丁寧に詰めて、ある程度ふっくらしたら、まつり縫いでとじて完成です。頭の形がいびつになりましたが、いかがでしょうか!! 適当にやったとは思えないほどの完成度じゃありませんか!自画自賛。
孫へのプレゼントというよりも自分が楽しいからもう1体作っちゃいました。ひもをこよなく愛する孫のために手にひもを縫い付けてあげました。よりいっそうシナプスらしいフォルムになりました。
ひもづくりは、同じ布を三つ折りにしてミシンをかけました。輪郭を縫うときに一緒に縫い込みます。ひもの端はかみごたえのある形にしました。ジャーン! 予想通りひもを口に入れてもぐもぐプシュプシュとくわえてくれました↓
2体並べてチーズ!
終わりに
今回かかった費用は0円です。全部家にあったもので事足りました。予想以上の充足感が得られました。腹帯のサラシでこんな再利用ができるなんてぷしゅぷしゅちゃんが白かったおかげです笑。
刺繍の楽しみも知ることができました。初めてなのでためらい刺しがあって綺麗な丸を描けなかったのが悔しいです。まだ生地が残っているので、今度は別の絵柄をステッチしてみたいです。
皆さんも、不要な白い布があったら作ってみてください。プチ達成感が得られますよ。
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